子どもの教育費って、小学校〜大学まで公立・国立に通っても1000万円以上かかるんだって。
そりゃ、学資保険で貯めてるんでしょ?
学資保険は入っていないよ。生命保険とNISAで代用してるんだ。
え、なにそれ。生命保険で、子どもの教育費って。。。。心配。
家庭の収入や、貯蓄に回せる金額など、多面的に考えて、
どの手段で教育費を準備するかを検討した方がいいよ。
- 教育費について、考え始めている方
- 少しでも多く教育費用を貯める方法を見つけたい方
- 学資保険を検討している方
教育費について考えるキッカケになれたら嬉しいです!
学資保険は不要?デメリットが多い?
学資保険は、子どもの教育費用に備えた貯蓄型保険です。子どもが生まれると、「学資保険に入った方がいいよ。」と多くの人にオススメされる、オススメされた経験がある人は多いのではないかと思います。
でもネット上で「学資保険」と検索すると、
・学資保険 代わり ・学資保険 デメリット ・学資保険 いらない とネガティブな検索ワードが・・・ そこでその理由を調べてみましたよ。
- 返戻率が低い
- インフレに弱い
- 元本割れの恐れがある
- 積み立てNISA、ジュニアNISAの方が、利率が良い
以上の理由から、近年は学資保険の人気が低下しているようです。
学資保険は、なぜ返戻率が低いのか。
以前は返戻率が120%という学資保険が売られていたそうです。
しかし、現在は平均106%〜103%辺り。 同じ学資保険でも返戻率に差が生じてしまった理由は、2016年1月から開始したマイナス金利が原因のようです。マイナス金利とは、日銀にお金を預けると金利を払わなければならない、つまり日銀にお金を預けることでお金が減ることになります。 この影響から保険会社は、お客さんから預かったお金を増やして、お客さんにお返しすることが難しくなってしまったようです。
インフレに弱い。。。とは?
インフレ、デフレって毎回、『あれ?どういう現象だっけ?』と思うのは、mammyだけでしょうか。笑
インフレ(=インフレーション)とは、簡単に言うと物価の上昇です。物の値段が上がると同じように、公立大学、私立大学の授業料や入学金も値上がりし続けています。
そのため例えば、子どもが生まれた時に大学費用として200万円を貯蓄していたが、いざ18年後の大学入学時には入学金150万ということもインフレの影響でありえるかもしれません。物価の上昇、円の価値の変動に対応できないのが、学資保険のデメリットです。
学資保険だけでなく、銀行等での積立貯金もインフレには弱いですね。
元本割れの恐れがある。。。
元本割れとは、要するに支払った総額よりも少ない額が戻ってくること、損をしてしまうことです。支払った額より、減額されて戻ってくるなら、学資保険する意味がないですね。元本割れには、保険料の支払い期限が長い、定期的なお祝金(節目でいくらかお祝い金として、保険料が支払われるが、総額換算するとが元本割れしているケース)、学資保険を途中解約するなど、いくつかの要因があるようです。
積み立てNISA,ジュニアNISAで教育費を貯める
学資保険と同様お金を積み立てる・貯金する要領で始められるのが、株・投資信託等を購入するNISAという制度です。投資信託等ならば、年利3〜5%という数字が可能と言われています。
例)1万円を年利5%で、18年間運用した場合
元本:216万円 運用利益:133.2万円
最終積み立て金額:349.2万円
運用期間や、運用利率によって差が生じるものの、学資保険で同じ投資額でこの運用利益を出すのは不可能かなと思います。
株や投資信託で得た利益は、通常約20%の税金が課せられますが、NISAは非課税です。自ら証券会社を開設する手間はありますが、運用利益を考えると充分におすすめできる教育費貯蓄方法と言えそうです。
生命保険とNISAで備える我が家の教育費事情
娘の学資保険をほけんの窓口に相談に行きました。すると、
学資保険より生命保険で貯めた方がお金が増えるし、万が一の時は保険金としてお金が受け取れるためおすすめ!
ですと言われました。
当時はお金の知識もなく、保険会社のセールにうまく乗せられたのかなと思ったこともありました。(笑)
しかし、当時我が家では夫が死亡保険に加入していませんでした。 共働きなので、夫が亡くなっても生活できる程の収入がありますが、困るのが子どもの教育費。なので、10年払い込みの死亡保険に入り、娘が大学入学時に一括受け取りにすることにしました。
1ヶ月約38000円✖️12ヶ月✖️10年払い込み ⇨総支払金額 456万
娘18歳での保険解約時 520万 (返戻率1.12%)
学資保険の平均的な返戻率より、返戻率が高いことが分かります。
また死亡保険自体は、死亡時1200万円下りる契約にしていますので、万が一亡くなってしまっても娘の教育費の準備は可能です。無論、死亡保険を解約すると、主人が亡くなった時に保険金はおりません。
死亡保険金の使用先は、
- お葬式代を賄う
- 残された家族の生活費
と一般的には言われてます。我が家では生活費は確保できるし、夫のお葬式も小さくていいとのとことで、別途死亡保険には加入せず、お葬式費用を払えるだけの貯金をしていこうと言う方針になりました。
主人の死を想定したお話ですが、主人には長く生きて、二人で老後を豊かに暮らしたいと思っていますよ:)
また2人目を妊活中の我が家では、既に2人目の教育費を貯蓄し始めています。2人目は、積み立てNISAの制度を使用し、月々33000円積み立て中。 昨年から開始しているので、2人目が大学入学時には年利が5%なら1300万の貯蓄額が出来上がっている状況です。
ジュニアNISAは、2023年で終了するため、積み立てNISAで対応することにしました。
また私が主人より先、子供が小さいうちに亡くなった場合についてです。
住宅ローン契約者は私なので、住宅ローンの支払いは免除されます。家賃にかかる共益費の支払いは、月2万5000円ほど。主人の方が収入が高く、教育費の準備も可能です。独身時代から加入している死亡保険があり、死亡保険金額は200万。お葬式代程度の金額です。 一方で、この保険は、貯蓄型保険であり65歳で600万程度になります。65歳になったら、年金としてGETしようと考えています。
- 学資保険のデメリットをよく考える。
- 学資保険より、株・投資信託等をNISAで積み立てした方が貯蓄額は上がる
- 両親が亡くなった場合の収入源を検討する。
闇雲に学資保険に加入するのではなく、生活費、教育費、住宅ローン等の支払いを書き出してみる、返戻率やリスクを理解した上での、どの方法で貯蓄をするかを検討してみましょう!